OrangeSpoonこめこの部屋

関東を中心に米粉を使ったグルテンフリー料理教室「Orange Spoon」を運営中!2005年前後の、アメリカ生活についてもお話しています。

食の安全崩壊

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ミートホープ社」のニュースには、本当に毎日、驚愕させられる。

社長の数々の発言も、「食品」を取り扱い、それを流通させる人としての自覚など

まったく感じられない。

こういった偽装は、何も近頃になって始めたものではなく、数年前から続いていたというから

なおさらだ。






心ある従業員は、社長の目が届かない時に、「こっそり」と、「とても食べ物とは思えないもの」

を廃棄していたらしい。

今回の事件の発端も、内部告発という形で世間に知れた。

むしろ、長年の胸のつかえ、良心の呵責にホッとしている従業員もいるのかもしれない。






近年、『食べたら危険』といった内容の書物もよく見かけるが、これらを読むと、何も

食べられなくなる気がして、あくまでも知識とするにとどめていた部分がある。

でも、今回はさすがに読み捨ててはおけない状況ではないか、と思うようになった。






子供が2人になったことも影響するかもしれない。

我が家では5年前に長男が生まれ、また昨年、長女が誕生している。

子供には「おいしい舌」をプレゼントしてあげたい、と思い、家ではできるだけ無添加のもの

を食べさせてきた。

特に離乳食の時期は、出汁はいつも大量に取って冷凍したり、野菜もできるだけ農薬の

恐れのないものを選んでいる。

肉類も、アメリカでちょうどいい挽き方のひき肉が手に入らなかったこともあり、塊り肉を

買って、家でフードプロセッサーでミンチにしている。手間はほんのひと手間だし、

かえって旨みがあり、おいしくなって一石二鳥。しかも安くつく!






おかげで(時には不便な時もあるけど)、長男は化学調味料の大量に入った食事や菓子パンの

類は、「苦い」と言って食べない。

それと同じ考えで、我が家の冷蔵庫にはジュース類は基本的に置いていない。

もちろん、何かイベントの時やお友達が来たときは別。

そういったときは「特別な時」なので、楽しんで飲ませたり食べさせたりする。

レストランでの食事も大好き!

これらの楽しみまで奪ってまで、子供をプロテクトするのは意味がない、というのが

我が家の考えでもあるから。





だけど、あまり、がちがちにはなりたくないけれど、こんなずさんな流通がまかり通っていると、

何を信じていいのか、分からなくなってくる。

抜き打ち検査が始まったが、これが氷山の一角ではない、ということがもうすぐ明らかに

なるのかと思うと、背筋の凍る思いがする。







しかも今回、さらにミートホープ社事件で明らかになったのが、なんと、保健所の検査が

事前に通知された上で行われた、ということ。

行政までこの体たらくでは、消費者はどうすればいいのか。

比較的、食に関しては安全な国、と思っていただけに、落胆は激しい。

「食の安全」も、もはや自給自足かお金で買うしかないのだろうか?



この記事はあくまでも私見です。
偏った見方に取られる方もいらっしゃるかもしれませんが、今、身の回りで起きていることについて
書きたかったので・・・。
ご了承ください。

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